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10-FEET(テンフィート)とバイプレイヤーズ:音楽とドラマの融合

こんにちは UMIです。

シリーズもののテレビドラマって、一度ハマると最後まで見たくなりますよね。

私が今までハマったドラマの一つに、テレビ東京の金曜深夜枠で放送されていた「バイプレイヤーズ」という番組があります。

このドラマは今まで3シリーズ放送されており、オープニング主題歌は3部ともなんと10-FEETが担当していたのです。

10-FEETは3人編成のロックバンドで、2023年大晦日の紅白歌合戦に初出演だったにも関わらず、圧巻のライブパフォーマンスを行い話題となりました。

今回は10-FEETの楽曲とドラマ「バイプレイヤーズ」について、ご紹介していきます!

10-FEETとバイプレイヤーズの関係

10-FEETはバンドとして26年ものキャリアを持ち、自ら京都大作戦という大型野外ロックフェスを毎年主催してしまうという、邦楽ロック界において最重要バンドの一つです。

彼らの音楽性は、エモ、パンク、ヘヴィー、オルタナティブロック、ロック、、といろんな要素が混ざったミクスチャーで、ギターボーカル、ベースコーラス、ドラムスというシンプルな3人編成ではあるものの、彼らの音は熱くロックな最強のライブバンドです。

そんな10-FEETの楽曲が、テレ東の金曜深夜番組「バイプレイヤーズ」全3作において、オープニング曲に使われていたのです。

ドラマのシリーズ①は2017年、シリーズ②は2018年、そして2021年のシリーズ③を最後に、その後は放送されていませんが、続編が出るかどうか楽しみですね。

10-FEETの音楽がバイプレイヤーズに与える影響

さて、このバイプレイヤーズというドラマは、脇役俳優(バイプレイヤー)の面々がなぜか共同生活を送ったり、無人島生活を送ったり、アドリブを交えながらストーリーを展開させるという、テレ東金曜深夜枠のなんとも不思議なドラマでした。

ストーリー自体というよりも、個性的な出演俳優さんたちのやりとりが現実なのか演技なのかわからないところが面白いドラマです。

脇役俳優とは言いつつも、出演していたのは遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研、とベテラン俳優さんばかりなんですが。。。

主役ではない脇役俳優さんたちにスポットを当てたドラマの主題歌に、ロックバンドとして確立された10-FEETの楽曲を起用するなんて、対峙的というか相乗的というか、引き合うものがあありますね。

10-FEETによるバイプレイヤーズのオープニング主題歌

それではドラマ「バイプレイヤーズ」主題歌に起用された10-FEETの楽曲をご紹介します!

 

シリーズ①「バイプレイヤーズ もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら」(2017年1月14日~2017年3月31日放送)

で起用された曲は、ヒトリセカイです。

エモくて美しいメロディのストレートなロックとボーカルTAKUMAさんの歌声が、ドラマの始まりのワクワク感を盛り上げる曲です。

ドラマのオープニング映像は、出演俳優6名が黒いスーツ姿で歩き続けるというシーンですが、「明日には、もうそこには、、、」というヒトリセカイの歌詞がその後の展開をあいまいにさせ、なんとも意味深げな印象を与えます。

10-FEETのライブでも大盛り上がりの曲で、私は年を取るごとに涙腺が弱くなっていますが間違いなく胸にグッとくる曲の一つです。

 

シリーズ②「バイプレイヤーズ もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら」(2018年2月7日~2018年3月7日放送)

に提供した楽曲は、FINです。

懐かしい匂いがするような曲とメンバーも語っている通り、憂いな含めたような美しいピアノで始まり、続いていっきにテンションが高まる展開にTAKUMAさんの強い歌声が響きます。

「探して探してもずっと辿り着かないような」と答えを探そうともがく姿を想像させる歌詞は、ヒトリセカイに通じるものがありますね。

FINは2017年に発売されたアルバムタイトルとなっています。

 

シリーズ③「バイプレイヤーズ 名脇役の森の100日間」(2021年1月9日~2021年3月27日放送)

のオープニング主題歌に起用された曲はアオです。

一瞬アジカン調にも聞こえる曲ですが、ストレートに胸に伝わるTAKUMAさんの歌詞と歌声と疾走感にのせた美しいメロディは10-FEETならではです。

アオのMVではメンバー3人が演奏しながら徐々にアオいペンキまみれになっていくというもので、こちらも見ごたえがあります。

 

 

10-FEETとバイプレイヤーズの共演の歴史

実は10-FEETのメンバー3人も、ドラマシリーズ②の第二話にて10-FEET役として撮影に参加したことがります。

シリーズ②は脇役俳優5人が朝ドラ出演をめぐり、無人島そして廃屋という不自由な場所で生活を送りながらストーリーは展開していく、というものです。

ドラマの中で、脇役の松重豊さんはずっと廃屋からホテルに宿泊変更を希望していたにも関わらず、空きがないと一切聞き入れてもらえなかったのに、10-FEETが撮影現場を訪れた際にはプロデューサーは3人の宿泊先変更をすぐに受け入れました。

これを聞いた松重豊さんは、扱われ方の差に激怒して。。という展開でした。

私もこの回しっかりと見ていて、本人役でメンバーが出た時はビックリしました!

 

ところでこのバイプレイヤーズ出演俳優の一人、大杉漣さんは2018年2月21日に急性心不全で亡くなりました。

ドラマ撮影後、千葉県富津市のロケ先ホテル自室に戻ったところ、激しい腹痛に襲われて病院に搬送されたとのことで、大杉漣さんの最後にはドラマに共に出演していた俳優さんたちや関係者そして大杉漣さんのご家族が立ち会ったそうです。

この時点でドラマは第3話放送日で、第4話と最終話の収録は未完成だったのですが、大杉漣さん収録済みのシーンを生かす形で脚本を急遽修正し、最終話まで完結させました。

私もこの放送を全話見ていましたが、ストーリー自体に違和感もなく、出演陣のみなさんも大杉漣さんを失った辛い中での収録だったはずなのに、最終回までクスっと笑いを誘うプロフェッショナルな演技に感動したのを覚えています。

そしてTAKUMAさんから大杉漣さんへ、このようなメッセージがありました。

 

本当に現実なのか演技なのかわからない、でもそこが面白いゆるーいドラマでした。

 

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