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10-FEET(テンフィート)とチバユウスケの関係 音楽を通じた絆

こんにちは UMIです。

年末年始、私は今年もテレビ三昧で過ごしていました。

中でも2023年12月31日のNHK紅白歌合戦は、10-FEETの出演が決まっていたこともあり、どのようなステージになるのか楽しみにしていました。

そして実際の紅白ステージでは、10-FEETのギターボーカルであるタクマさんが曲の間に、2023年11月26日に55歳という若さで亡くなったチバユウスケさんの名前を叫んだことで、いっきに話題となりました。

今回はその背景を探っていきたいと思います。

チバユウスケさんについて

チバユウスケさんは、1991年よりTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル)のギターボーカルとして音楽活動を開始し、その後いくつかのバンドを経て、最後はThe Birthday(バースデー)というバンドで人生の幕を閉じました。

2023年4月24日に食道がんと診断され休養に入るとの発表があり、その後のライブやフェスなどはキャンセルをしていた中、2023年12月5日に訃報の公表がありました。

The Birthdayは、10-FEET主催の野外音楽フェス「京都大作戦2023」にも出演予定だったのですが、治療のため出演はかないませんでした。

チバユウスケさんは日本のロック界において圧倒的なカリスマ性を持ち、その音楽性、歌い方、スタイル、存在そのものがロックでした。

私も、ミッシェル、バースデーともライブを何度も見たことがあり、ある年のフジロックではワールドレストラン(今はない)という一般のエリアで、ミッシェルのメンバーのみなさんがビールを飲んでいるところを見かけて、思わず声をかけたことを記憶しています。

またチバユウスケさんは音楽ファンのみならず、音楽業界の中でも広く愛されていた方で、亡くなった時の衝撃は相当大きく、SNS等でも早すぎるお別れに悲しみの声が続々と上がっていました。

2024年1月19日には、Zepp DiverCityにて、チバユウスケさんのお別れ会として「Thanks!」という献花の会が開催されます。

私は遠方なので行けませんが、気持ちだけでも届けたいです。。

チバユウスケへ 献花の会『 Thanks ! 』 – The Birthday (universal-music.co.jp)

ミュージシャンを含めて、みなさん、定期的な健康診断は大事です。

10-FEETとチバユウスケの関係

そんなチバユウスケさんと10-FEETには、どのような関係があるのでしょうか。

どちらも長い音楽キャリアを持つバンド同士、同じ音楽フェスに出演した年があります。

2010年に茨城県国営ひたち海浜公園で開催されたRock in Japan Festvail(ロックインジャパン)において、8月6日に10-FEETとThe Birthdayどちらとも出演しています。

また2011年、苗場スキー場で開催されたFuji Rock Festival(フジロック)においては、The Birthdayは金曜日のレッドマーキーに、10-FEETは土曜日のホワイトステージに出演しています。

私もまさにこの年のフジロックに行きました!

そして10-FEETとThe birthdayの共通点といえば、なんといっても2022年12月に公開された大人気アニメの映画「The First Slam Dunk」です。

この映画のオープニング主題歌にはThe birthdayの「Love Rockets」が起用され、エンディングには10-FEETの「第ゼロ感」と、まさに音楽での共演が実現したのです。

どちらのバンドもロックファンにとっては大人気のライブバンドではありますが、テレビにしょっちゅう出るアイドルのような「誰もが知っている」アーティストではなかったと思います。

それがこの映画の大ヒットにより、それまでロックを聴かなかった新たな層にも支持をされ、彼らの音楽性の認知度や知名度がいっきに上がったことは間違いないでしょう。

10-FEETにおいては、NHK紅白歌合戦という国民的番組の出演にまでつながったのですから。

紅白歌合戦での10-FEETのパフォーマンス

10-FEETが紅白で演奏した曲は、まさに映画エンディング主題歌の「第ゼロ感」です。

ステージ前半はさながらワンマンライブのようにバンドロゴを背景に、そして後半はアニメ映像がメインで流しながら、いつも以上に熱いステージでした。

そして曲の間にタクマさんは、3つのメッセージをアドリブで盛り込んだのです。

①バスケットボール日本代表の選手に対して、「まかせたよ、日本代表」

スラムダンクはバスケットボールを題材にしたストーリーということで、バスケットボール日本代表の富樫勇樹選手と川村勇樹選手も10-FEETの応援にかけつけて、紅白のステージを見守っていました。

バスケットボール日本代表は、なんとFIBAバスケットボールワールドカップ2023をアジア1位で通過し、パリ五輪に出場決定したとのことです。

スラムダンク映画の大ヒットと、日本バスケットボールの五輪出場と相まって、10-FEETの第ゼロ感はバスケの応援ソングになりつつあるようですね。

パリ五輪も日本代表を応援しましょう!

演奏中に代表選手を指さしながら、さらっと「任せたよ、日本代表」なんて言えるのは、ライブ慣れしたバンドならではですね。

②さらに曲の間で「SLAM DUNK!The Birthday!チバユウスケ」と叫び、映画のオープニング曲「Love Rockets」のフレーズを歌った

私もこれを生放送で見ていて、チバユウスケの名前を聞いた時、ブワッと涙がこぼれそうになりました。

これこそが10-FEETによるチバユウスケさんへのトリビュートで、同じ映画の中で楽曲を提供したバンド同士として、長いキャリアを持つ音楽仲間として、深い敬意と友情を表現したのだと思います。

NHK公式の見逃し配信でもこのシーンが配信されていますので、NHK的にも意味のある叫びだったのでしょうね。

紅白の自分たちのステージで、チバユウスケを追悼してくれた10-FEETに感謝です。

③曲の終盤で、スラムダンク映画の監督に向けて「井上監督、ありがとうございました」

10-FEETは26年ものキャリアを持つベテランで、自ら京都大作戦という野外音楽フェスも主催するほどの、邦楽ロック界の重要バンドです。

音楽ファンの間では大人気ではあったものの、アニメ映画のエンディング曲に楽曲「第ゼロ感」を提供して大ヒットとなり、それまで10-FEETを知らなかった人たちにも彼らの音楽が届いたことは間違いありません。

10-FEETのメンバーはそんな思いを込めて、監督に感謝を伝えたでしょうね。

こちらは紅白の後のタクマさんのツイートです。

 

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